読書の冬?

四日間の秘密

今日の画像は最近読んだ二冊の小説です。東野圭吾著「秘密」と浅倉卓弥著「四日間の奇蹟」の二冊です。最初に「四日間の奇蹟」を読んだんですよね。そんなに沢山本読んでる奴じゃない俺でも、浅倉氏の新人離れした文章力には圧巻しました。読ませるのが巧くて、どんどん引き込まれちゃいましたね。相変わらずですが、小説のラストでちょっと泣いちゃいました。んで、この本の巻末にある解説に「この本の弱点は、物語の核になる仕掛けが、ある人気作家の先行作品とほとんど同一のものだ」って書いてあったんですよ。そんなに沢山の本を読んだこと無いながらも「何の本かな?」とかちょっと考えてみたんですが、もちろんわかるはずもなく、すぐ考えるのは止めました。そして次の日、買っておいた東野氏の「秘密」を読み始めたんですよ。この本を読み始めて数十ページ。俺にもの凄い衝撃が走りました。
四日間の奇蹟」の元ネタって「秘密」じゃねぇか!!!!!Σ( ̄□ ̄|||
事故・娘の脳への障害・娘の姿をした妻・妻の心臓にも達する傷、あと・・・初潮(〃▽〃)ここまで同じとは・・・。こんな細かいところまで同じにしなくてもιιι話の軸は両作品とも別でしたけどねぃ。いや、どちらも楽しく読ませていただきましたよ。どちらもとても良い作品でした。個人的にはやっぱり「秘密」に軍配が上がるかな?最初は文章の書き方があまり好きじゃなくてハズれかと思ったんですが、先に進むにつれてどんどん引き込まれてくんですよね。さすが人気作家と言われるだけありますね。凄いです。ラスト数ページにかけての話の急展開が凄いです。そしてラスト数行で畳み掛けます。最後の最後まで全然泣かなかったんですよ。この本は泣けるって聞いて期待してたんですが・・・。でも、本当の最後の数行で一気にキましたね。強力過ぎます。ヤバすぎます。今まで読んだ本の中で、一番好きな終わり方をしてました。大体の本は「あ、終わっちゃった」って感じなんですが、この本は「終わったぁぁ〜(ぷはぁ〜)」って感じなんですよ(謎)。とにかく!!興味がある方は是非読んでください!!「四日間の奇蹟」も面白かったですが、「秘密」は更に面白かったです。お勧めの一冊ですね。しっかし偶然って凄いな・・・。
今回は長くてスミマセンm(__)m